最終回 かとちえの短歌色物語 テーマは“紺碧”

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更新日8月25日

<ご挨拶>

こんにちは。加藤千恵です。
みなさん、夏を満喫されていますか?
わたしは、浴衣を着て屋形船に乗ったり、
江戸時代の花火と同じ製法でつくられているという線香花火をしてみたり、
それなりに夏っぽく過ごしています。
大人になり、夏休みはまるで関係ない職業につきましたが、
毎年、夏休みの終わりは寂しかったことをはっきりと憶えています。
そして、夏休みの終わりよりも、ずっと寂しいことに、
今回「かとちえの短歌色物語」は最終回を迎えます。
シリーズで考えると、かなりの回数を重ねてきたこともあり、
思い出話だけで、何時間でも語れそうです。
寂しさはいくらでも口からこぼれ落ちそうですが、
あえて笑って楽しく、この連載を終えられればと思います。
みなさんと交流できるこの場所が、わたしはほんとに大好きでした。
メッセージも短歌も、本当に本当に嬉しくて、全部じっくり読んでいました。
今回、特別な短歌を送ってくださったみなさん、ありがとうございます。
もちろん他に短歌を投稿してくださったみなさんも、
読んでくださっていたみなさんも、ありがとうございます。
またどこかでお会いしましょう。
みなさん、素晴らしい夏を! 素晴らしい日々を!



<今月の作品> 〜最終回テーマ「紺碧」

  好き、さよなら、きらい、またあした

「ねえ、明日で世界が終わっちゃうならどうする?」
 どこか楽しそうに彼女が聞く。この質問を彼にするのは初めてじゃない。
3回目くらい? 明日以降も彼と彼女が生きていて、彼と彼女が恋人でいるの
ならば、その回数はもっと増えるのだろう。4回、5回、6回、7回。何回目
であっても、彼女はきっとどこか楽しそうな声で彼に尋ねるのだろう。
「どうしようかな。……明日で世界が終わっちゃうならどうする?」
 さっきまで他の女の子にメールを打っていた指先を上手に動かして、
彼が彼女の頭を優しく撫でる。細くて茶色い、柔らかな髪の毛。
16歳のとき、彼女は高校の服装検査で髪の色を注意されたことがある。
地毛だと言い張った(実際に地毛だったのだ)彼女に、指導することだけが
楽しみであったかのような体育教師は、そんな地毛の色があるはずはない、
と一喝した。
そのことを彼は知らない。彼女自身、とっくの昔に忘れてしまったことだから
無理もない。いつか彼女が再びそのことを思い出すときがくるのかどうか、
それはわからない。
「デパ地下に並んでるマカロン、全部の店の全種類買って食べ比べする」
 近くには誰もいない。同じ音だけが繰り返されている。彼は帰ろうという言葉を、
どのタイミングで切り出そうか悩んでいる。けれど彼女だって、いつまでもこの
場所にいたいわけじゃない。とうに退屈しきっているのだ。
「マカロン、あとで買ってあげるよ」
「嘘。マカロン嫌いだし」
「え、どっち?」
 彼は彼女が、マカロンを好きなのか嫌いなのか知りたいと思う。
けれど今まで2人で一緒にマカロンを食べたことはない。
渡り蟹のトマトソースパスタを食べたことはある。
4種類のチーズのピザを食べたことはある。
シーザーサラダを食べたことはある。
コーヒーを飲んだことはある。
けれど、彼女の好きな食べ物も、嫌いな食べ物もよく知らないということに、
彼は気づく。
彼が彼女に好きな食べ物を尋ねようとするより一瞬早く、彼女が彼に言う。
「明日から核戦争が始まるんだよ」
「何それ」
「嘘」
 彼女が彼の手をやわらかく振りほどき、3歩ほど歩いてみる。
どこまでも続いていそうな砂浜だけれど、終わりがある。
終わらないものは何ひとつないのだ。
「わたしのこと好き?」
「うん」
「わたしのこと愛してる?」
「うん」
「わたしも」
「ほんと?」
「嘘」
 彼が笑う。彼女も笑っている。波の音が繰り返されている。
彼の携帯電話は、ポケットの中で青く光り、別の女の子からのメール受信を知らせている。
彼女はそれを知っているようにも、まるで知らないようにも見える様子で、
自分の髪の毛にそっと手をやる。

海岸でTOKYOみたいな嘘を言い地球最後の笑顔のふたり
                            (虫武一俊)


<今月の優秀作>

最終回ということで、出血大サービスです。
容量いっぱいまで短歌を紹介させていただきます。
長いので読みづらくてごめんなさい。
そして紹介しきれなかった方、本当にごめんなさい。
今回だけでなく、今まで投稿してくださった方すべてに感謝します。
素敵な短歌を、ありがとうございました。

すみわたる南の海のおくそこに碧と蒼とのさかいめはある(夏実麦太朗)
 あおとあを、ではなく、碧と蒼、なのですね。ひらがなと漢字のバランスが美しいです。

この空の青で心を染めておき曇った明日に備えております(纏亭写楽)
 明日が曇りであることに備えておく、という発想がおもしろいですね。

飛行機の窓から見えるあの青はきっと空でも海でもなくて(みつこ)
 飛行機自体が心象風景と読むこともできそうですね。

海深く鯨の骨に抱(いだ)かれて紺碧の空を夢見て眠る(小埜マコト)
 物語や童話ともつながるような、不思議な印象を受けました。

青空の下で黄色い声を出す俺の彼女のブラジャーは赤(トヨタエリ)
 信号カラーですね。シンプルな構造ながら、笑いがあります。

一瞥もくれずに通り過ぎようとしている君に見せたい冷静(兎野恭子)
 冷静って、確かに青のイメージですよね。

青空をケータイ片手に仰ぎ見る あの子もどこかで見てるといいな(みはるん)
 シンプルで可愛らしい内容だと思いました。

深い青に溺れて泣いてしまうからまだ行かれない海に行かない(羽うさぎ)
 後半の句の、どこか不思議な言い回しが好きです。

紺碧に染まるつもりでやってきた太平洋はあたしの味方(みお)
 これも後半の句が魅力的な短歌だと思いました。

海色のカーテンを引くどこまでも一人になれると水を浮かべる(イマイ)
 比喩としてのカーテンや水なのでしょうか。イメージが浮かびます。

ちょっとだけ恋人っぽいシチュエーション ブルーハワイは溶けだしている
                                  
(遠藤しなもん)
 かなり想像(妄想?)を広げられそうな短歌ですね!

恋人を募集するなら真っ青な旗がいいでしょ 振り続けるよ(伊藤夏人)
 好きな人に対しての言葉と読むと、おもしろさの中にも切なさがありますね。

真っ青で大粒の飴かみくだく 泣き出しそうなのバレずに済んだ(山崎真由)
 必死さが伝わってきて、切ない短歌ですね。

手に入れたくて手に入れたくて掬っても水はそんな色じゃなかった(藤野唯)
 哲学的で、深い短歌だと思いました。水以外のものにも共通しそうですね。

見てみたら言われて空を目に入れるあまりに青くて今が刺さる(色屋)
 どこか不思議な言い回しですが、独特の世界を作り出していると思いました。

君の穿くブルージーンズ洗うから乾いちゃうまでそばに居させて(クマクマ)
 一番乾きにくいジーンズを……。策士ですね!

青色の着信点る きみからだ そんな設定もはずせずにいる(空山くも太郎)
 一字アケの、きみからだ、が切なさに拍車をかけていますね。

いっしゅんが永遠になるつないだ手 世界の果ての海は凪いでいた(夏端月)
 物語の始まり、あるいはラストにそのまま似合いそうな短歌ですね。

どしゃぶりの中にひろがる青い空 ブルーシートにかくれてふたり(岡本雅哉)

 続きが気になります! 可愛らしくも、大人な内容とも読めそうですね。

宇宙から見える地球も地球から見える宇宙も同じ色です(星輪 倉梨子)
 宇宙をテーマにしたものは多く見られましたが、中でも印象的でした。

湖を胸にたたえる君だから小石くらいの嘘を投げ込む(文月育葉)
 比喩がとてもうまく、効果的だと思いました。

いろいろとあっていろいろとなくして そういうあなたの色した空だ(板倉ともこ)
 具体性がもう少しあってもいい気はしましたが、だからこそ想像が広がります。

ノンウォッシュデニムが薄い水色になるまで一緒にいようね 好きだよ(安藤えいみ)
 最後にグッときます。可愛らしいですね。

縁日の帰りのキスで全身がブルーハワイの色に満たされ(わだたかし)
 これも可愛らしい短歌だと思いました。幸福さがにじみでていますね。

君の名を呼べずに空に叫んでる あえいうえおあお、あえいうえおあお(月下燕)
 母音かと思い、思わずいくつかの苗字や名前を当てはめてしまいました。

ケータイで青空だけを切り取って悲しいことは忘れてしまえ(ウクレレ)
 ケータイという軽い言葉と、結句の強い言い切りが、対照的でいいですね。

その横で鬼火のように燃えているあたしが花火に照らされて夏(さかいたつろう)
 さかいさんの短歌は、いつも完成度が高いですね。すごく好きです。夏。

太陽とコバルトブルーが待っている地図にかってに印を付ける(はづき生)
 かってに、というのがおもしろいですね。誰か別の人の地図なのでしょうか。

ちょっとだけ青すぎたんだあの夏は海にも空にも馴染めずにいた(田中ましろ)
 若さの青、実際の(海などの)青と、重ね方が見事ですね。

意味深なところでメールやめないで 海のむこうを見てる沖縄(こゆり)
 上の句と下の句の飛躍具合が、とてもいい距離ですね。綺麗にまとまっています。

海面に映った星をすくったね やくそくなんてしていなくても(MOMO)
 やくそく、がひらがなのところに、切なさと優しさを感じました。

そんなにも泣きたかったのだと気づく 買ったばかりのワンピースは青(ろくもじ)
 佐藤真由美さんの短歌にも通じるような、女子共感度の高そうな歌ですね。

夏空にビールを置いて仰ぎ見る 天国はいいところでしょうか(キタパラアサメ)
 夏とビールって、確かに語りかけたくなる組み合わせですよね。

青ざめた夜にひとりは駄目だよと君は小さな手をさしだした(やましろひでゆき)
 深い夜を、青ざめた夜、と表現したところがすごくいいと思いました。

耳そうじ夏の縁側かあさんの膝から見上げた空は紺碧(ゆりは)
 書かれていない部分の、たとえば音や匂いまで、伝わってきそうですね。

青いバラが咲く未来なら欲しくない 届かない夢があってもいいよ(都季)
 前半と後半の、ちょっとしたギャップがよかったです。前向きに着地するとは!

眠ってるつもりで待った朝 この闇を薄めて空にするはずの朝(柚木 良)
 冷静であるからこその、あやうさも感じさせますね。

上向いてかき消すようにひと息ですするブルーハワイをすする(伊藤真也)
 強がっている女の子の姿が浮かびましたが、人によってイメージが変わりそうですね。

きみの眼に映った海は深いから溺れることもわかってはいた(小野伊都子)
 最初からわかっていても、進んでしまうことって、ありますよね。なんだかわかります。

この海はとても電気をよく通す 人を素直にしてしまうほど(チェンジアッパー)
 海と電気の組み合わせが、新鮮でおもしろかったです。

友情を越えられなかったあの夏の海の青さと高い太陽(ひいらぎ)
 ポジティブな単語を用いながらの切なさ、いいですね。


<かとちえ短歌>

最終回のため、いつもの募集テーマやわたしからの短歌はありません……、
という予定だったのですが、
どうしても書かせていただきたかったので、一首だけ。
この連載中に感じていたものを短歌にさせてもらったのですが、
それぞれの句の最初の言葉一文字を並べると、
メッセージになっているかもしれません。なってないかもしれません。
みなさん、ほんとに、ありがとうございました!



 紛れもなく大切だった いつだってつのる思いは輝いていた
                      
(加藤千恵)

加藤千恵近影

【著者プロフィール】加藤千恵(Kato Chie)撮影/五十嵐和博
1983年北海道旭川市生まれ。歌人。立教大学日本文学科卒。高校生のときに処女短歌集『ハッピーアイスクリーム』(発行・マーブルトロン、発売・中央公論新社)で話題を集める。現在、集英社携帯サイト『theどくしょ』で、自身初となる小説連載を行っているほか、ラジオなどにも出演。詩、書評、エッセイなどの執筆活動も行っている。主な著書に『ハッピーアイスクリーム』(中公文庫)、『たぶん絶対』(マーブルトロン)、『ゆるいカーブ』(スリーエーネットワーク)など。最新刊にカメラマン・タクマクニヒロ氏とのものによる『写真短歌集 放課後』(雷鳥社)。

第3回 かとちえの短歌色物語 テーマは“黒檀”

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 更新日6月25日

<ご挨拶>
こんにちは。加藤千恵です。
前回この欄で、「半クラッチ!」と書いたところ、
何名かの皆様から「半クラッチはオートマの場合、関係ないのでは」という旨、
ツッコミいただきました。
大丈夫です、さすがに知ってます! 使いたかっただけです!
クリープ現象!(これももちろん使いたかっただけです)
そして、免許はまだ取得できていないのですが、
そういうこととは関係なく、今月、友人たちと沖縄に行ってきました。
今回投稿してくださったKさんも、6月頭に沖縄に行かれたそうですが、
もしかしてすれちがっていたりして……? わたしは本島に3泊4日の滞在でした。
ちなみに人生で初めての沖縄でした。
ずーっと笑いっぱなしで、何から何まで楽しかったです。
ごはんはおいしいし、景色は綺麗だし、
何度住みたいと思ったか(言ったか)わかりません……。
なんだか今も旅行気分から抜け切れていない感じですが、
作品にうつりたいと思います。
ツマリツノザメ!(美ら海水族館で知ったものの一つ)


<今月の作品> 〜第3回テーマ「黒壇」
  あるきたくない
 歩くのはわりと好きだ。夜ならなおさらのこと。
 だけど、終わらない別れ話を抱えながらとなれば別だ。あたしは泣かないように
するのが精一杯で、周りの景色も、散歩にちょうどいい今日の気温も、全然関係ない。
どうでもいい。今すぐこの場から立ち去りたい気持ちと、この場で座り込んでしまいたい
気持ちが、ぐにゃぐにゃに絡まりあっていて、足を動かすのがやっとだ。
「嫌いになったとか、そういうことじゃないんだ」
 彼が言う。もう何回も繰り返された言葉を。わかったよ、もういい、と言いたいのに、
口にすると涙まで一緒にこぼれてしまいそうで、言えない。
 何も言わないあたしの右手を、彼の左手が柔らかく握る。振りほどいて駆け出す
くらいのことができる女だったら、また少し違った結果になっていたのだろうか。
わからない。結局は、形のいい手を、握り返してしまう。
 この人と、もっといろんなことができると思っていたのに。
 もはや一緒に行けるところすらも思い浮かばない。夜の中で迷子だ。駅に着いて、
電車に乗って、家に帰ることが、今のあたしにできるのだろうか。
 夜に何度も一緒に歩いた。何度も何十度も。今日が一番悲しい。
「ずっとこのままいたい」
 自分の思考が勝手に言葉になったのかと思ったけど、言ったのは彼だった。
あたしもだよ、とも、だったら別れないで、とも言えなくて、やっぱり重たい足を
動かしつづけるくらいしかできない。口の中に熱いものがたまっていく。
 きっと何を言っても悲しいし、何を言われても悲しい。
 涙をこらえきれなくなったのは、彼のほうだった。ごめん、と言いながら、
鼻をすする彼に、何も言ってあげられない。あたしもついに我慢できなくなって
しまって、涙が頬をすべり落ちるのを、仕方なく受け止めている。ほんのりとした
しょっぱさが腹立たしい。もっと苦いほうが納得できると思った。でも、どんなに
苦くたって、納得なんかできないのかもしれない、と思い直す。
 お寺の前にさしかかる。この道は、全然人が通らない。タクシーなら何台か横を
通り過ぎていく。どこに向かっているのか知らない。多分どこにも向かってない
んだと思う。向かえないのか、向かってないのか、もうあたしにはちゃんとわかる
ことができない。この思いの、どこまでが悲しさで、どこまでが寂しさで、
どこまでが苦しさなのかわからないのと一緒だ。
「東京タワーだ」
 黙っていた彼が言ったので、あたしは自分の靴に落としていた視線をあげる。
思わず声をあげてしまいそうになった。少し離れた場所に見えるのは、確かに東京
タワーに間違いないけれど、いつもとまるで違う。全然綺麗じゃない。黒い。
 どんどん涙があふれ出てくる。鼻水も一緒になって。ティッシュを出したいけど、
つないでいる手を離したくない。本当に、ずっとこのままいられたらいいのに。
好き、と口にしたら、ますますタワーが黒くなった気がした。
 東京タワーはいつだって赤くて綺麗だったのに。タワーの下でキスをしたことも
あったのに。今日の東京タワーは黒い。きっと、明日からも。

漆黒の東京タワーが現れてぼくらの夢は終わりを告げた(ウクレレ)


<今月の優秀作>
「黒壇」、結構難しいテーマとなったのかなという印象がありました。
いくつか同じものを取り上げている作品もあり、偶然っぷりに驚いたりもしました。

黒ばかり着てた君との恋なのにピンクに見えた世界が全部(みはるん)
 倒置は不要な気もしましたが、わかりやすさはいいですね。

おとうとにかなしい嘘をついた夜のまぶたの裏はひたすら黒い(夏実麦太朗)
 まぶたの裏も、夜も、黒さなのですね。物語的な感じを受けました。

携帯を閉じた右手に闇が降りメールは夜を駈け出してゆく(羽うさぎ)
 詩的な表現ですが、きちんと情景も浮かぶ歌だと思いました。

新しい色をいまだに決められずクローゼットの黒を捨てゆく(ひいらぎ)
 結局黒ばかり買ってしまいがちなわたしとしては、強く共感する歌でした。

こんな暗いところじゃなくてちゃんと見て それでもあたしがいいって言って(板倉ともこ)
 ストレートな女子の意見という感じですね!

あの髪にただひかれてる 「すき」なんてたいしたものじゃないんだ きっと(MOMO)
 冷静さを持とうとしながらも、まるでそうじゃないのが伝わってきて、切ないです。

たぶん泣く 鍋のおこげがとれないし君に頼っちゃもういけないし(こゆり)
 後半、重ね方のリズムがいいですね。鍋のこげには重曹です!(アルミは除く)

その角を曲がった車見送ると たたずむ夜に鍵音が鳴る (クマクマ)
 空白は必要ないかなーという感じもしました。後半がいいですね。

青空は私たちには似合わない 抱き合ったまま星座になりたい(遠藤しなもん)
 わけありな二人ですね。どんな名前の星座になるかが重要ですよね!

スピードはすっごい出てもそれだけの黒いスポーツカーでしょ 乗せて(伊藤夏人)
 ツンデレですね! 車種を出さないのも、かえってリアリティーがありました。

世界一しあわせそうな顔をしてきみが弾いてるねこふんじゃった(小野伊都子)
 黒い鍵盤がすうっと思い出されて、幸福感をおぼえる歌でした。

「黒板は緑色」って話しだけ残して朝を迎える二人(わだたかし)
 テーマの沿い方的には迷ったのですが、言葉のセンスや内容がかなり好みでした。

着信もないままひらいたままでいる そのうち黒になるのに見てる(空山くも太郎)
 共感する人も多そうですね。画面の黒って、妙に重たい感じですよね。

闇がすぐそばまで来てたの気付かずに逃げられなくてしゃがみこんでる(Re:)
 ちょっと意外な着地点でよかったです。包まれるのではなく、しゃがむんですね。

だんだんと体がとけてゆくような新月の闇に二人で散歩(やましろひでゆき)
 今回の作品は散歩をテーマにしたのですが、対極的な感じですよね。


<次回テーマ&かとちえ短歌>
「かとちえの短歌色物語」では、
毎回、ある色(日本の伝統色)をテーマとした短歌を募集しています。
次回のテーマは、「紺碧」です。
空や海が思いつきやすいでしょうか。
色の詳細は下記サイトをご参照くださいね。
http://www.colordic.org/colorsample/2077.html
紺碧という言葉を使わなければいけないということではなく、
その色とイメージが結びつくような短歌を募集します。
その色の物体ということでもいいですし、
抽象的なものでも、イメージからずれていなければ大丈夫です。
以下は募集要項です。
7月25日締め切りで、一人2首以内、テーマ記載の上、
ペンネームがある場合はペンネームも添えて。発表は8月25日となります。
アンコール連載となってから、
締め切り日及び更新頻度が変更になってますので、お気をつけください。
ついに次回がアンコール連載最終回となりますので、
今まで送ってくださっていた方はもちろん、
送るのをためらっていたような方も、
ぜひぜひ短歌を応募していただければと思います。よろしくお願いします!
→送り先:tanka_57577@3anet.co.jp(第二出版部「かとちえの短歌色物語」係まで。
アドレスの「@」を半角に修正してお送りください)
そして、以下、紺碧をテーマに詠んだわたしの作品です。

 忘れたいことをあずけてしまうにはあまりにも青すぎる海だね
                                         
(加藤千恵)

第2回 かとちえの短歌色物語 テーマは“桜色”

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更新日4月25日

<ご挨拶>
こんにちは。加藤千恵です。
今回のテーマは「桜色」ということでしたが、みなさんお花見はされましたか?
北海道では桜がまだ咲いていなかったりするかとも思いますが……。
そして、4月ということで、
新たな環境に身を置かれた方も多いかと思います。
メールでそういったことを報告してくださった方もいらっしゃって、
なんだか嬉しかったです。大学入学や就職、おめでとうございます!
さらに、春といえば、何か始めたくなる季節ですよね。
というわけで、でもないのですが、
わたしは近いうちに普通免許(オートマ限定)を取るべく教習所に通う予定です。
「車の棒って……」と発言し、
周囲から「それってギアのこと?」と言われたりするようなわたしですが、
なんとか取得できるように頑張ります。
教習所に通う旨、母にメールしたところ、
「やめてー! 被害者にも加害者にもならないでー!!」
という悲痛な叫びのこもったメールが返ってくるようなわたしですが、
それでも取得できるように頑張ります。
みなさんもどうか無事を願ってください。
それでは作品にうつります。
半クラッチ!(覚えたての言葉を使いたかっただけです。ごめんなさい)


<今月の作品> 〜第2回テーマ「桜色」
  落ちた花びら
 桜はあらかた咲き終えていた。足元には無数の花びら。
 それでも公園の中、一本だけ、誰かの忘れ物みたいに咲いている桜があって、
持参した敷き物を下に広げた。白い桜だ。しだれているから、しだれざくらじゃないかと
思うけれど、花には詳しくないからわからない。見た人全員がきっとそう思うように、
綺麗だな、と思った。
「やっぱり咲き終わっちゃってるな」
 彼が言い、その後すかさず、
「でも、一本だけ咲いてるのも、なかなか風流だけど」
 と付け足した。気まずさがあるのだろう。本当なら、お花見は先週の予定だった。
けれど、彼の都合で延期になってしまったのだ。《突然仕事が入ってしまった》せいで。
先週だったら、桜は満開だっただろうな、と思いながら、そうだね、と答えた。
 バッグから、3つのタッパーを取り出す。それぞれ、ほうれん草入りの卵焼きと唐揚げ、
きのことパプリカのマリネ、ごまドレッシングをかけた蒸し野菜が入っている。
ラップに包んだおにぎりは、鮭の炊き込みごはんと、梅干し入りの2種類用意した。
「すごい、おいしそう」
 そう声をあげる彼に、微笑みながら割り箸を手渡した。それからさらに、缶ビールを渡す。
わたしはレモンの缶チューハイだ。プルタブをあけ、特に何も言わずに乾杯をした。
「おいしい」
 鮭のおにぎりを口に含んだ彼が言う。
「よかった。でもごめん、小骨が取り切れてないかもしれないから、気をつけてね」
 いや、大丈夫だよ、と答える彼を見ながら、わたしに刺さっている小骨を思う。
彼は、このことに気づいているのだろうか。
 風が吹き、花びらが舞い落ちる。いくつかが、おかずの上にも落ちてきた。
箸で取り除きながら、何を話そうか迷った。少し離れた場所で、男の子たちが遊んでいて、
こちらにも声が聞こえてくる。一人が、どういうルールだよー、と叫んだのがはっきりと聞き取れた。
 落ちた花びらを取り除くと、そのタイミングを見計らったように、彼が立ち上がった。
見上げて、無言で首をかしげると、ちょっとトイレ、と早口に告げられた。
「いってらっしゃい」
 そう言ってから、わたしは唐揚げを口にほおばる。横目で彼の背中を見た。
ジーンズの尻ポケットには、携帯電話が入っていることを、見て見ぬふりする。
きっとメールを送るのだろう。あるいは電話するのだろうか。
 最近彼の仕事がなぜか突然忙しくなったこと。最近会う頻度が減ったこと。
最近彼が携帯電話を手放さずにいること。数え上げればキリがない。
点を結べば簡単に形となって浮かび上がるはずのものを、ただひたすら、卵みたいに
あたためつづけているのは、もはや愛情ではないのだと知っている。
 再び風が吹き、花びらが舞い散る。花吹雪、と小さく口にしてみた。
卵焼きの上に乗ったピンク色は、まるで最初からそういうものであるかのように、
彩りの一部となって存在している。

花吹雪舞散る中の僕たちは見た目程には幸せじゃない(纏亭写楽)


<今月の優秀作>
「桜色」ということで募集していた短歌ですが、
やっぱりそのものずばりの桜を使った作品が多かったですね。
それぞれのドラマ、すごくおもしろかったです。

あなたからキス(嘘じゃない)私からキス(夢じゃない)さくら満開(トヨタエリ)
あの人は桜の色にさらわれた 僕が僕になれないからか(チェンジアッパー)

 不思議な魅力のある短歌ですね。ばっと舞い散る桜の情景が浮かびました。

一本の傘させぬままふたりして濡れた額にさくらのかおり(ゆうごん)
 漢字とひらがなの使い分け方に、雰囲気を感じます。

咲く前の桜の君が好きでした 未練前線北上中です (伊藤夏人)
 悲しみもちょっとした笑いも含んだ、魅力ある短歌ですね。未練前線!

「またな」ってそんなのウソに決まってる 私は笑う 桜が積もる(ぐみ)
 前半はわりとよくある内容ですが、後ろ二句のつながり方がよかったです。

友だちのままで無邪気に笑えない見渡す限り何もかも桜(月下燕)
 何もかも桜、の言い回しに惹かれました。確かに桜に似合う言い方ですね。

はなびらは踏まれて色を失うね 川面に散らなかったばかりに(空山くも太郎)
 発想も表現も、とてもいいと思いました。字面も綺麗ですね。

足先に散らない桜施してあなたを越えてゆく 今度こそ(西野明日香)
桜色のぺディキュアを塗りあの人の春になるため駆け出すつま先(Re:)
 上2首、似たテーマの作品は他にもあったのですが、魅力ある言い回しが決め手となりました。

花びらの数だけ言葉飲み込んだ 聞いたらきっと散る花だから(クマクマ)
 後半の、飛躍ある表現が、背後にある物語の想像を膨らませますね。

車椅子押して歩いた春の土手ばあちゃん桜は平等に咲くね(ゆりは)
 春によく似合う、柔らかな作品ですね。終盤には読者に想像させる力があります。

春雨が桜の花をときほぐす もう繋げない右手を握る(加藤サイ)
 淡い悲しみが満ちている、綺麗な歌だと思いました。

つんつつん ひとりステップ踏んでみる 桜色なる悲しみを背に(なつこ)
 独特の擬音が効果を出していますね。結句の少し硬い言い回しも、雰囲気があります。

ありふれたハッピーエンドも悪くない 卒業式に泣くきみをみて(柚木 良)
 まとまりのある、ストレートで共感性も高い短歌だと思いました。

そこら中で口づけされているような花見の席でも笑えずにいる(さかいたつろう)
 比喩がすごいですね。強引さもあるけれど、とても言い得てる感じです。


<次回テーマ&かとちえ短歌>
「かとちえの短歌色物語」では、
毎回、ある色(日本の伝統色)をテーマとした短歌を募集しています。
次回のテーマは、「黒壇」です。
こう書くと怖そうな感じですが、単純に黒をイメージしていただければ大丈夫です。
色の詳細は下記サイトをご参照くださいね。
http://www.colordic.org/colorsample/2461.html
黒壇という言葉を使わなければいけないということではなく、
その色とイメージが結びつくような短歌を募集します。
その色の物体ということでもいいですし、
抽象的なものでも、イメージからずれていなければ大丈夫です。
以下は募集要項です。
5月25日締め切りで、一人2首以内、テーマ記載の上、
ペンネームがある場合はペンネームも添えて。発表は6月25日となります。
アンコール連載となってから、
締め切り日及び更新頻度が変更になってますので、お気をつけください!
→送り先:tanka_57577@3anet.co.jp(第二出版部「かとちえの短歌色物語」係まで。
アドレスの「@」を半角に修正してお送りください)
そして、以下、黒壇をテーマに詠んだわたしの作品です。

 いつまでもあなたはキレイでいればいい 
                    
わたしに黒い思いをあずけて(加藤千恵)
                                                   

第1回 かとちえの短歌色物語 テーマは“白磁”

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更新日2月25日

<ご挨拶>
こんにちは。加藤千恵です。
みなさん、寒いですが風邪などひいていませんか?
アンコール連載を喜んでくださる声が多く、
わたしとしても、すごく嬉しいです。
四回という限りはありますが、頑張りますので、
どうぞよろしくお願いします!
さて、Oさんからのメッセージで、
「もうすぐバレンタインですね。
 千恵さんがどのように過ごされたのか、気になります」
とあったので、お答えします。
おいしいチョコを食べたり、
「チョコレイト・ディスコ」が入ったPerfumeのアルバム『GAME』を聴いたり
して過ごしました。
気にするほどの内容じゃなく、ほんとにすみません。
チョコを選ぶのが楽しいので、バレンタインは大好きです。
最近は自分用にも買うようになりました。チョコ大好き。
バレンタイン前後、会う人会う人に、チョコをあげています。
友だちが以前、「愛を安売りするみたいだから義理チョコはあげたくない」
と言っていて、それを聞きながら、
「だとすれば、わたしの愛って、もはや価格破壊……」と思いました。
バレンタイン、甘酸っぱさとかドキドキとか、あんまりそういう思い出はなく、
多分これからも、チョコを食べたり、いろんな人にあげたりする日としての認識です。
みなさんは、楽しいバレンタインを過ごされたのでしょうか。
そしてYちゃん、滑り止め合格とのことで、おめでとうございます!
そういう時期なのですね。
では、作品にうつりたいと思います。

 

<今月の作品> 〜第1回テーマ「白磁」
  数千年経っても
 わたしたちはいろんな場所に行った。いろんな場所で手をつなぎ、
いろんな場所でキスをした。映画館、タイ料理屋、公園、プラネタリウム、駅の階段。
 わたしたちはたくさん旅行した。国内も海外も。いろんなものを見て、
いろんなものを食べて、いろんなものに笑い合った。
 わたしたちは無敵だった。相手のことが大好きで、相手もまた自分のことが
大好きなのだと知っていた。できないことなどないように思えていた。
 過ごした日々の長さや、共有したものの多さは、すなわち思い出の多さだ。
忘れたいけど忘れられないもの。けれどやっぱり忘れたくないもの。

 沖縄に行ったのは、ちょうど今くらいの季節だった。泳ぐことは
できなかったけれど、想像以上にあたたかかった。夜にホテルを出て、
人のいない海岸を散歩しながらも、あったかいね、と繰り返し言い合っていた。
 海岸で、手をつないだまま並んで腰かけた。さらさらの白い砂が手に触れる。
さらさらさーらー、と彼が歌うみたいに言って、変な歌、とわたしが笑った。
「星すごいよ」
 言われて空を見た。
「すごい」
 わたしの口からこぼれたのは、そんな短い言葉だった。
思わず息をのんでしまうほど、綺麗な星空が広がっていた。
こんなにたくさんの星を見たのは、生まれてはじめてのことだった。
彼の手を、さっきよりも強く握った。わたしたちは、そのまましばらく黙って、
星空を見ていた。
「あそこ、ケーキに見えてきた」
「え、どこ?」
「あっちのほう。ほら、大きく光ってるのが苺で」
 彼の指さす先を、頑張って辿った。詳しく説明されて、ようやく理解する。
確かにケーキに見えなくもない。そう伝えると、どこか得意げな様子で彼が言った。
「あれ、数千年後には、ケーキ座って呼ばれてるだろうな」
「そんなわけないじゃん」
 すばやく突っ込んで笑った。
「いや。しし座とか蠍座とかもきっとこういう感じで発見されたんだよ」
 彼の言葉を、はいはい、と流した。けれど、本当にそうかもしれないと思った。
数千年前のカップルも、どこかで、こんなふうに言い合っていたのかもしれない。
見えるとか見えないとか。だとしたらすごい。わたしたちは、どちらからともなく、
キスをしてから立ち上がった。
 旅行の最終日、おみやげ屋で、会社に持っていくお菓子を買った彼が、
店員にプレゼントをもらった。小さなボトルに入った、白い砂だ。
小さな貝も一緒に入っている。お店を出てから、彼がわたしにくれた。
ありがとうと言って受け取りながら、わたしは一緒に見た星空のことを
思い出していた。ケーキ座、と彼が言った。同じことを考えていたんだな
と思うと、笑ってしまった。

 あの小さなボトルは、どこにいってしまったのだろう。
もうとっくに無敵ではなくなったわたしは、そんなことばかり考えている。
あんなに優しく抱きしめてくれた人を、わたしは他に知らない。きっと、一生。

その砂はどこにいったかわからない 星を見るたび思い出すのに
                                                                 
(MOMO)


<今月の優秀作>
「白磁」、難しいというご意見が多かったですが、
すごくレベルが高く、選ぶのに苦労してしまいました。
用いるものもさまざまで、
みなさんのイメージを垣間見れたようで、面白かったです。

口惜しい思いは白く濁り酒 まっすぐ生きてられない人だ(宇津つよし)
 中年の哀愁が漂う短歌のように読みましたが、どうでしょうか。

大切なことが聞けずに降り積もる真っ白な嘘すべてをおおう(月下燕)
 真っ赤じゃなく真っ白というところがポイントですね。

修正液みたいなフォローをしたせいでそこだけ逆に目立ってしまった(さかいたつろう)
 最後まで、作品化しようかどうか迷った歌です。とてもうまいと思います。

さよならに今夜うかがいます指輪返しに行きます雪女です(こゆり)
 結末の飛躍に驚きましたが、このまとまり方はすごいと思います。

どちらかを選ぶことなどできなくて白いふわふわ白いさらさら(夏実麦太朗)
 具体性の薄さが、かえっていろいろ想像させますね。綺麗な歌ですね。

これはもうきっと吹雪になるだろう最後の一文冷凍される(西野明日香)
 別れの情景なのでしょうか。一文ということは、声ではなくメール?

カーテンのむこうにまさかの大雪を眺めているかのように動けない(伊藤真也)
 実際に降っているように思わせておいて、比喩なのですね。うまいです。

君の吐く息だけ宙に消えていく白い景色に溶け込んでいく(クマクマ)
 歌詞の一節にもなりそうですね。綺麗にまとまっていると思います。

新築のモデルルームを見に行くの ひとりで行くのひとりだから行くの(なつこ)
 多少字余りになっていますが、むしろそこに、強い思いを感じさせました。

剥がされたポスターの跡眺めてる 忘れるのには時間がかかる(キタパラアサメ)
 引っ越していったのでしょうか。背景にある物語を、いろいろ想像させますね。

乳脂肪3,6の牛乳が脳にもこぼれだした「もういい」(ろくもじ)
 すごく詩的だと思いました。それでいて抽象的になりすぎていない感じが。

間違えて油性インクで書いてあるホワイトボードの消えない記憶(ウクレレ)
 視点がいいと思いました。実際にありそうだし、心情の比喩としても使えますね。

守れないのはふたりともわかってるわたがしみたいな約束をした(ゆず)
 ひらがなが多く、柔らかい印象を残す歌ですね。

甘くないケーキにかける粉砂糖みたいにいうね 怒らないでね(岡本雅哉)
 思わず笑ってしまいました。比喩が的確ですね。


<次回テーマ&かとちえ短歌>
「かとちえの短歌色物語」では、
毎回、ある色(日本の伝統色)をテーマとした短歌を募集しています。
次回のテーマは、「桜色」です。色の詳細は下記サイトをご参照くださいね。
http://www.colordic.org/colorsample/2281.html
桜色という言葉を使わなければいけないということではなく、
その色とイメージが結びつくような短歌を募集します。
その色の物体ということでもいいですし、
抽象的なものでも、イメージからずれていなければ大丈夫です。
以下は募集要項です。
3月25日締め切りで、一人2首以内、テーマ記載の上、
ペンネームがある場合はペンネームも添えて。発表は4月25日となります。
今回から、締め切り日が変更になってますので、お気をつけください!
→送り先:tanka_57577@3anet.co.jp(第二出版部「かとちえの短歌色物語」係まで。
アドレスの「@」を半角に修正してお送りください)
そして、以下、桜色をテーマに詠んだわたしの作品です。

 

 いつだって桜は綺麗 もう二度と愛し合えない人と見たって
                                                           (加藤千恵)