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第11回目 かとちえの短歌教室 テーマは“宇宙”

 かとちえ短歌.jpg
    
更新日12月10日



<ご挨拶>
こんにちは、加藤千恵です。

新婚旅行先のトルコから戻りました。

ごはんがおいしすぎてちょっと太ったけど、それ以外は無事です。

成田離婚とも無縁でした。

なぜなら成田空港を通過しなかったからです。

(羽田→関空、というルートでした)

何はともあれ楽しい旅行でした。またトルコ行きたいなー。

ところでいつも、短歌を応募される際、

メッセージを付けてくださるみなさん、

本当にありがとうございます。

お返事できていなくて申し訳ないですが、ありがたーく読んでいます。嬉しいです。

(もちろんメッセージの有無と短歌の採否は別ですが)

それでは、ちょっと衝撃的(?)な発表にうつります。


<最終回&初回のお知らせ
実は、『かとちえの短歌教室』ですが、次回で最終回を迎えます……。
でもまだ話は続きますよ! 待ってくださいね!
ですが今後も、みなさんからの短歌は引き続き募集いたします。
というのも、内容をリニューアルすることになったからです。
具体的には、次々回から大幅リニューアル、ということなのですが、
(新タイトルは『かとちえの短歌ストーリー』です)
ここでその内容をご説明させていただきます。
みなさんからは、テーマに沿った短歌を投稿してもらい、
その中から、わたしが、いいなと思った作品を選ばせていただきます。
という流れは今までと同様なのですが、今後は、
その短歌をもとに、
わたしがショートストーリーを書き下ろす、という形になります。
みなさんの短歌と、
わたしのショートストーリーをコラボレーションさせていただけたら、と!
また、ショートストーリーに使わせていただく短歌は1首のみで、
今まで同様、その方にはプレゼントもさせていただきます。
また、他にも数首(回によって変動があるかもしれません)、
いいなと思った作品につきましては、
佳作として紹介させていただく予定です。
ショートストーリーに関しては、
もしかすると、みなさんが最初に作品を作る際に意図した思いとは、
別の形に仕上がることもあるかもしれませんが、どうかご了承ください。
おもしろがってもらえればありがたいです。
どうぞ今後ともよろしくお願いします。

<今月の作品>

 〜第11回テーマ「宇宙」
回を増すごとに、レベルが上がっている気がします。
好きな作品が多くて、選ぶのに苦労しました!
惜しかった作品がたくさんありますので、
ぜひ次回以降もご応募お待ちしています。
それでは、気になった作品を紹介します。
( )内が投稿者のお名前(ペンネーム)です。


幾億の星から君のいる星を選んで生まれた私は正しい(こんにゃく)


 選んで生まれた、や、
 正しい、と言い切ってしまうその自信が、
 おもしろさにつながっていていいと思います。
 でも幾億どころじゃないですよね、きっと。

 

 

宇宙って名前のカフェでもドラクエの話とかする2人でいよう(藤野唯)


 ドラクエの〜、以降のまとまりに可愛らしさを感じました。
 まとまりのある短歌だと思います。
 ただ、前半、カフェでもじゃなくて、ここはむしろ、
 宇宙空間、とかそういうのでもよかったんじゃないでしょうか。
 (もちろんこのままだと字数的に合わないですが)
 カフェでドラクエの話だと、わりと普通になってしまうので。

 

 

君のこと癒してあげたいだけなのにクレーターなら深く刻める(たから)


 傷つけてしまう、という意図なのだと思うのですが、
 後半部分の表現に、強く惹かれました。
 惜しいのは、文章にちょっと乱れがあるところでしょうか。ねじれ、というか。
 この歌における主張を、
 いつもクレーターになってしまう、単に癒したいだけなのに、
 という順番に入れ替えた方が、自然だし、より目をひくような気がします。

 

 

もう長くない恋ふたりでにぎりしめ最初で最後のプラネタリウム(ゆりこ)


 特に目新しい表現などを使った歌ではないですし、
 小ぢんまりとまとまっている感も否めないのですが、
 雰囲気がとても好きでした。
 助詞(を)の省略がちょっと気にかかってしまいましたが。

 

 

宇宙とか海とか夢を持ち出した歯の浮く台詞は聞き飽きている(ゴニオ)


 思わずうなずいてしまいそうな、
 共感性の強い短歌だと思います。
 最初のキーワードの選び方や主張に、
 もう少し独特な何かがあれば、
 さらに笑いの要素などが加わりそうです。

 

 
この街も、この国この星この宇宙、抜け出すことは簡単だけど(井上真樹)


 この国、くらいまでならともかく、
 全てを、抜け出すことは簡単、としたところにすごさを感じました。
 街にだけ「も」が付いているところや、
 読点(不要ではないでしょうか?)がちょっと引っかかってしまいましたが。

 

 

面倒な願いを俺にかけるなよ 全速力で翔ける流星 (二葉吾郎)


 流れ星視点、というその設定がおもしろかったです。
 願いを俺にかける、
 という部分、言葉として少し不自然さが残ってしまったのが残念です。

 

 

てのうごき
とんがるくちびる
ふるえるめ
隕石衝突すればいいのに(ハシモトサエ)


 ひらがなの多用や、4行書きなど、
 ちょっと詩的すぎるかなとも思ったのですが、
 奇妙な魅力を感じました。
 突然出てくる漢字、意味も含め、インパクトがあっていいと思います。

 

 

ふたりして地球を去ってもたぶんすることはキスとかその程度だろう(さかいたつろう)


 あきらめまじりなのでしょうか。
 壮大な設定なのに、内容的にはそうでもないところにおもしろさを感じました。
 「たぶん」の位置は、
 することは、の後でもよかった気がします。
 声に出して読んだときに、そこでちょっとひっかかってしまいました。意味的にも。

 

 

宇宙一君が好きだと言うキミは宇宙一かっこいいと地球で思う(みら)


 結句の、地球で思う、という部分で選びました。
 宇宙一って、わりとよく聞く言い回しだと思うのですが、
 あえてそれを落としている感じがよかったです。
 内容や言い回しは、もっと推敲できそうですが。


<今月のかとちえ賞>
今回のかとちえ賞は、以下の作品とさせていただきます。

君のこと癒してあげたいだけなのにクレーターなら深く刻める

たからさん、おめでとうございます。
気にかかった部分もあるのですが、それを差し引いても、
後半の表現、素晴らしいと思います。

黒ハート今月のかとちえ短歌黒ハート
宇宙というテーマからちょっと遠ざかってしまったかもしれないですが……。
月! 雪! 滝! 時!(勢いでごまかすかのように!)

「月だ」って君が言うのをわざと聞きまちがって手をつないでもいい?                        (加藤千恵)



<次のテーマ>

上でも述べたように、次々回から内容が変わるため、
テーマに関しても、今までと少し形態が変わります。
今後は、≪ある場所でのシーン≫を連想させる短歌を募集します。
そしてそのある場所、今回は、「中華街」です。
中華街での、カップル、家族、などを描いたものでもいいですし、
中華街そのものでも構いません。
難しいでしょうか……。
たくさんの素敵な作品を、お待ちしております。
以下は募集要項です。


1月10日締め切りで、一人2首以内、テーマ記載の上、
ペンネームがある場合はペンネームも添えて。
→送り先:tanka_57577@3anet.co.jp(第二出版部「かとちえの短歌ストーリー」係まで。アドレスの「@」を半角に修正してお送りください)


どうぞよろしくお願いします!

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