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『フェア・トレードを探しに』パブリシティ・広告

?{『日刊ゲンダイ』(2008年8月11日発行)の「NEWSを読み解く今週のキーワード」欄で紹介されました。(2008.8.12更新)

?{『日経ウーマンエキサイト』(2008年7月2日)のCulture欄に掲載されました。(2008.7.2更新)

http://woman.excite.co.jp/Culture/topics/rid_1890/pid_1.html

?{『日経ビジネス オンライン』(2008年6月12日)に記事として取り上げていただきました。 

(2008.6.12更新)

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20080609/161009/?ST=csr

?{『自休自足』2008年vol.22夏号の「とっておきな本」に紹介されました。(2008.6.2更新)

?{『FIGARO japon』2008年5月20日発行No,364[読む]のコーナーに紹介されました。(2008.5.8更新) 

?{読売新聞夕刊2008年5月1日にPR記事が掲載されました。(2008.5.2更新)

?{ 『マガジンアルク』2008年6月号で紹介されています。(2008.5.1更新)

?{『THE BIG ISSUE JAPAN』2008.5.1号で紹介されました。本誌でフェアトレードのしくみを詳しく説明しています。(2008.5.1更新)

?{『週刊ST』2008年4月25日で紹介されました。(2008.4.28更新)

?{日本経済新聞 夕刊2008年4月2日「エンジョイ読書欄」に紹介されました。(2008.4.17更新)

?{季刊『at』〔あっと〕 2008年11号に広告掲載しました。(2008.4.14更新)

?{『クレヨンハウス通信vol.328』woman's EYEに、紹介文が掲載されました。 (2008.4.14更新)

?{「Grass roots」渋谷店の冊子「おすすめBook」に掲載されました。(2008.4.14更新)

?{ ウェブサイト、働く女性のリアルビューティ・パーフェクトガイド「MY LOHAS」(2008.4.9)に掲載されました。

http://www.mylohas.net/present/1114/ (2008.4.9更新)

?{『ソトコト』2008年5月号の「本」のコーナーに掲載されました。 (2008.4.9更新)

?{『十勝毎日新聞』2008年3月22日「ほんのコーナー」に書評が掲載されました。 (2008.4.9更新)

?{『PAPER SKY』 (No.23 2007 Autumn)のHighlight欄に紹介されました。 (2008.4.30更新)

第7回 かとちえの短歌ストーリー テーマは“ファミレス”

かとちえの短歌ストーリーバ.jpg

更新日8月11日

<ご挨拶>
こんにちは、加藤千恵です。
夏―!(はやってるという話は聞きませんが、とりあえず夏の間は使い続けます)
今回、ファミレス短歌を募集した際、いただいたメッセージの中に、
「かとちえ師匠はどこのファミレスファンですか??」というご質問が
ありました。
いつのまにわたしに弟子がいたのだろう、という疑問はさておき、お答えします。
「びっくりドンキー」です。
ファミレス界に敵なし、ダントツです。
というか、ファミレスに限らず、好きな飲食店、というテーマでも、
かなり上位にランクインしそうなくらいの勢いで好きです。毎日でも
食べたいです。
ちなみに注文の内容は、高確率で、
チーズバーグディッシュ(150グラム)とメリーゴーランドです。
しかし東京23区内にはあんまりないんですよねー。悲しい。
ここをご覧のびっくりドンキー関係者の皆さんは、
ぜひ都内出店を検討していただきたいです。通います。
なんなら300グラム食べます。

<今月の作品> 〜第7回テーマ「ファミレス」
  ドリンクバーで
 来週のゼミで発表をすることになっているのは、わたしを含め、男女四人
のグループだ。男ニ名、女二名と、バランスはばっちりだけど、全然甘い
雰囲気なんて生まれないまま、図書館で黙々とプリントを作った。コピーした
紙の切り貼りや、いくつかの現代語訳を見比べて違いを探すという作業を、
もういいかげん投げ出したくなった頃になって、図書館の閉館時間が来た。
半分ちょっとしか進まなかったけど、しょうがないね、明日からまた頑張ろう、
とお互いを励まし合いつつ、図書館を出る。
 出てすぐに解散かと思いきや、一人の男の子が、超腹へったんだけど、誰か
何か食っていかない、と言い出した。言われた途端、自分がひどく空腹なこと
に気づいた。結局、バイトがあるというもう一人の男の子を除き、三人で
ごはんを食べに行くことになった。先頭となったのは、言い出しっぺの男の子だ。
何も言わずに後ろを歩いていく途中で、あれ、もしかしてこの道って、と思い
始めたけれど、確認するのも不自然なので、ただただ歩く。着いたお店は、
案の定ファミレスで、口には出さずに、あっちゃー、と思った。
 こないだ別れたばかりの彼との、思い出積もりまくり、っていうか付き合い
だしたのも別れ話になったのもこの店内でのことだ。大学から一番近いファミ
レスだし、確かに無理もないけれど、まさかこんなに早いうちに、再び足を
踏み入れることになろうとは。というか、店ごと封印したいくらいなんですけど、
などと、やっぱり口には出さない思いが、どんどん頭の中で積もっていく。
 何気ない顔をしながら、何気ない声で、何気なくドリンクバーとシーフードの
パスタを注文した。注文を取りに来たバイトの女の子は、もう何度も見かけた
ことのある子だったけれど、そんなことはおくびにも出さずに、ここには初めて
来た客であるかのようにいた。
「ドリンクバーは、あちらのグラスをお使いください」
 というその女の子の言葉に、知ってるよ、と思いながらもうなずき、さっそく
他の二人と一緒にドリンクを取りに行った。すっかり見慣れたドリンクバー。
悩む前に、体が動く感じだ。グラスを持って、席へと戻る。
 遅れて戻ってきた二人と、注文した食事を待ちながら、ゼミの話や大学の話
をする。男の子が松浪くんという名前であることを、ようやく認識したけれど、
何度も松田くんと言ってしまい、本人にはもちろん、隣に座るめぐちゃんに
まで笑ってつっこまれてしまう。
 思い出深い店にいるせいか、あるいはあまり話したことのない人たちといる
せいか、やけに喉が渇く。何度目かのドリンクバーから戻ってきたとき、
めぐちゃんに聞かれた。
「コーラ、好きなの?」
「え、普通かな。なんで?」
「さっきからずっとコーラじゃん」
 言われて、自分がコーラを飲み続けていることに気づいた。最初から今まで、
コーラ以外のものを飲んでない。
 この店に彼と来るときはいつも、ドリンクバーは一つだけ頼み、一つのコップ
を使って、二人で飲んだ。絶対ばれないから、という彼の言葉どおり、確かに
店員に注意されたことはなかった。そして、彼が飲むのはきまってコーラだった。
たまにはコーラ以外にしようよと言って、別の飲み物を持ってきても、次は結局
コーラを飲むことになる。そのうちに、わたしのほうが折れて、ここでは常に
コーラを飲むようになった。そのうちに、グラスに氷を入れて、コーラのボタン
を選ぶのが、あまりに当たり前の動作として身についていたのだ。そのことに、
ようやく気づいた。
「ほんとだ。ずっと、コーラだったね」
 わたしの言葉に、二人が笑う。天然なんだねー、と言われて、わたしも笑う
よりほかない。見たことのあるバイトの男の子が、このテーブルにパスタ皿を
持ってくるのを横目で確認しながら、今日何杯目かのコーラを口に入れた。

涙した水分を取り戻すように17回目のコーラをおかわり
                                                                      (帖あやこ)

 

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